MT LINKの信頼性、安全性、
スピード感が採用の決め手に

株式会社みずほフィナンシャルグループ
インキュベーションPT シニアデジタルストラテジスト
大久保 光伸さん

フィンテックへの取り組みは
事業戦略の重要課題。

〈みずほ〉としてのフィンテックへの取り組みは2016年度からスタートした中期経営計画に掲げており、社内の意識も大変高い領域です。ファイナンスとテクノロジーが融合するフィンテックのスタートアップを対象とした日本初のシェアオフィスであるFINOLABが新装オープンしたのは、今年(2017年)の2月1日です。ここに“Mizuho Creation Studio”を開設し、スタートアップや大企業の方など、外部の方々とも積極的に情報交換を行なっています。開設にあたり、3つの目標を掲げています。1つ目は、オープンイノベーション、2つ目は、リモートオフィスの要素を取り入れた「働き方」の改革、そして、社会的課題への貢献です。

私は現在デジタル戦略やAPIを活用した外部連携をリードする立場にあり、Mizuho Creation Studioを基点に多くの方々とやりとりをしています。数年前はまだフィンテックとは何か、社会に浸透していない部分もありましたが、今では、社内での取り組みも浸透し、AIを活用した業務の効率化など、社をあげて意識高く取り組むべきテーマとなってきました。

第三者からの信頼性、
セキュリティ対応、
スピード感が決め手に。

お客さま向けのサービスは、みずほ銀行の個人マーケティング推進部が中心となってモバイルアプリケーション開発(みずほダイレクトなど)に取り組んでいます。 MT LINKはユーザーの評価が高く、メガバンク系ファンドからの出資を受けている点やFinTech協会におけるAPI・セキュリティ分科会での主導的な取り組みなどを通じ、「しっかりしている企業」という印象が強かったです。顧客保護の観点からセキュリティ面には細心の注意を払っていますので、セキュリティ向上にしっかり取り組んでいることも、重要なポイントです。

第三者からの信頼性、セキュリティ面、スピード感、これらを考慮し「一生通帳 by Moneytree」を無事リリースすることができました。その結果、過去に遡って取引明細を表示できる点はもちろん、私たちが目指す「利便性の良いアプリ」の実現を加速化してくれました。MT LINKの実装にあたっては、3ヵ月もかからないスピードで実装することができました。

反響の大きかったMT LINKの導入。
日本初、振り込みAPIへの
取り組みを開始。

「みずほダイレクト」アプリのMT LINK採用に関するリリースは、過去の取引履歴の明細データを保存できる点への反響が大きかったです。お客さまから良い反応を得ることができ、また、SNS上では、本アプリをきっかけに口座を開設頂いたという声があったと聞きました。私たちが直接アプローチできていなかった方へアプローチできた点は、とても良い結果だと思います。

Mizuho Creation Studioでは、銀行APIの評価環境を用いて接続試験やプロトタイプ開発を進めています。今回、マネーツリーさまにご協力頂き、既存割り勘アプリにおける振り込み機能のデモを国内最大級のフィンテックイベントであるFIBC2017で行いました(2017年3月3日発表)。銀行におけるAPIの利活用はこれからの分野であり、技術力の高いフィンテック企業とリスク分析やセキュリティ検証を行うことは大変意味のあることです。今後も、協業を通じてフィンテックへの取り組みを更に加速化していきたいと思います。

連携されているAPI

  • 銀行口座(個人)API
  • クレジットカード API
  • 証券口座 API

MIZUHOMIZUHO

株式会社みずほフィナンシャルグループ
インキュベーションPT シニアデジタルストラテジスト
大久保 光伸さん

約17年間、規制当局のガイドラインに準拠した金融機関システムの企画・開発・運用に従事。前職の金融機関では、日本初となるパブリッククラウドの導入をリードし、国内外で事例を公開。クラウドエコシステムの構築に貢献してきた。現在は金融持株会社にてデジタル戦略を担当。一方でFINOVATORSの共同創業者として、FinTechスタートアップ企業へのメンタリングやパブリックセクターへの提言、海外FinTech業界団体との連携等により金融イノベーションのエコシステム形成に携わる。2016年11月からFinTech協会のアドバイザリーボードに就任。